勝手にjQueryを使うのはNG?株式会社RJCで教える客先常駐の際のルール

株式会社RJCでは研修でjQueryを学びます。しかし、現場に派遣される前に折角習ったのにもかかわらず、これを勝手に使ってはいけないと教えられます。エンジニアとして働くにあたって学んだことを仕事で活かすことは大切ですが、この理由はどうしてなのでしょうか。そこで、客先常駐で業務を行う際に勝手に使ってはいけないと言われる理由や、これ以外の客先常駐におけるルールなどについて解説します。

ライブラリ・フレームワークとは

プログラミングを学ぶとなるとJavaやPHPなどといった言語を学ぶことが一般的です。そこでコードの書き方やデータベースとの接続の仕方などを学びますが、実際に業務を行うとなると膨大な量のコードを書かなければいけないので大変でしょう。その際に業務の効率化のために用いられるのがフレームワークやライブラリです。

フレームワークは、データベース接続などがアプリケーションなどを開発するにあたって必要な基本的な機能をフレームワーク独自のコマンドで利用することができます。これによってコードの量を省略することが可能です。フレームワークの例にはLaravel、Springなどが挙げられます。

それに対してライブラリは基本的な機能ではなく、Javascriptにおけるアニメーションなど部分的な機能のコードがコマンド化されており、こちらもライブラリ童謡業務で書くコードの量を減らすことができます。ライブラリの例としてはAngularJSなどが有名です。

どうして勝手に使ってはいけないの?

客先常駐で業務を行うにあたって基本的にフレームワーク・ライブラリを勝手に使用することはできません。先ほど解説した通り、株式会社RJCでは未経験者の研修の際にjQueryを教えますが、これもJavascriptのライブラリに当てはまるので禁止です。

どうして禁止なのかと言うと、現場によって使用するフレームワークやライブラリは違います。それに、必要ないインストール作業を行わなければいけません。

例えばフロントエンド開発を行っている現場で基本的にReactを使用して開発していて、インストールされているライブラリもReactだけと言う状況でjQueryでコードを書いたとしても動作しません。自分で勝手にインストールするというのは禁止されていますし、客先常駐だと自分以外の人がコードを書き足すこともあります。その場合、基本的にReactを使って開発をしているのにいきなり別のライブラリが出てきたら対応しきれません。そのため、基本的に客先で業務を行う場合は客先から指定された方法で開発するのが必須です。

ライブラリなどの知識を深めよう

先ほど解説した通り客先で業務を行うにあたって勝手にライブラリ・フレームワークを使うことは禁止されています。だからと言ってこれらの知識が役に立たないということはありません。

使いこなせるライブラリ・フレームワークの数が多ければ多いほど、活躍できる現場の種類は幅広くなります。特にjQueryはJavascriptの中でも習得の難易度が低めなので、Javascriptはわからなくてもこれなら使えるというエンジニアが多い傾向があります。それに対して、AngularJSやReactなど、フロントエンド開発の主流であるライブラリに関しては習得難易度が少し高い傾向があり、これを使いこなすことができればフロントエンドエンジニアとして重宝されるでしょう。

株式会社RJCはJavaに強い会社です。しかし、Java以外の開発に挑戦してみたいということもあるでしょう。そこでフレームワーク、プログラミング言語などの知見を広げることで様々な規模の開発現場に挑戦することができるようになります。

フロントエンドとサーバーサイドの違い

ちなみにプログラミング言語は大きく分けると、フロントエンド言語とサーバーサイド(バックエンド)言語に分けることができます。フロントエンドの例としてHTML・CSS・Javascript、サーバーサイドの例としJava・PHPなどが挙げられます。

フロントエンドとは、ホームページなどを作るにあたっての見た目を決める言語であり、例えばメニューをクリックした際にポップアップ等の動きがあるならそれはJavascriptによって動きが決められています。それに対して、サーバーサイドは実際にホームページやアプリケーションを使用している人に見えない部分の動きを決める言語のことを言います。掲示板で書き込みをしたら自動的に投稿内容の確認ページに移動することがありますが、これはPHPのポスト機能などを用いて投稿内容をデータベースに格納したうえで、投稿内容を確認するページへ移動するという内容のコードが書かれています。

まとめ

ライブラリ・フレームワークはプログラミング業務をかなり便利にしてくれるものなので、効率よく開発を進めるためには欠かせません。しかし、派遣される客先によって使用するフレームワークやライブラリは異なるので、勝手に自分で使用するフレームワークやライブラリを決めずに、指定された方法で開発を行いましょう。ただ、知っておいて無駄ではない知識・技術なので、これらに関する知識を普段から学び、1レベル上のエンジニアを目指しましょう。